巨鼇山地蔵院　萩原寺　香川県観音寺市

萩原寺は、地蔵院と号し平城帝の大同二年の弘法大師の開創であり、朱雀天皇勅願談議所でありました。
不動明王は大師ご自作で霊験古今に顕著であります。のちには細川勝元公の祈願所にもなりました。
往古には伊予・阿波・讃岐に多数の末寺を有した。六法憲深方一流の本山としての法灯が伝わり温座護摩は有名です。
また、急就章・法華曼荼羅図・観経曼荼羅図・銅水瓶・金銅塔鈴・金銅割五鈷杵など寺宝も多く保存されております。
また、県指定自然記念物の萩があり「萩」の名所としても広く知られています。
なお、当寺の弁財天は仏説如意陀羅尼経に無量劫より以来、大慈大悲を修習して一切衆生のために大良福田となると、
慈悲福徳学芸才能の女仏女神として広く思慕敬愛されております。
また、平成三年春、萩原寺開創一二〇〇年にさきがけて歓請された泰平大黒は、天下泰平、万民豊楽を祈る
七福即生・五穀豊饒・財宝招福を司る地祇神です。